自分の死んだ後遺骨は見渡す限りの大海原へということで、自然葬・散骨を希望する人の中では海への散骨は一番の人気です。
海への散骨は漁場や船の航路を避けおおむね海岸から10km以上離れた場所で、葬儀会社の用意したクルーザーなどを使って行なわれます。
もちろん自分でクルーザーやヨットなど、外洋を航行することが認められている船舶を所有している場合は、その船を使用することも出来ます。
一般的に船を借り切って行なう個人葬、2~3家族が乗り合いで行なう合同葬、そして遺族は船に乗らず業者の社員が委託を受けて散骨する委託自然葬の三種類があり、散骨を希望する人はそのいずれかを選びます。
費用は個人葬が一番高く委託自然葬が一番安くなります(合同葬はその中間)。
海への散骨は船からだけではなくヘリコプターを使った空からの散骨もあります。
ヘリコプターで所定の海の沖合いまで飛び、そこで空からの散骨、献花などをします。
ヘリコプターは搭乗可能な人数が3~4名程度(パイロットと葬儀会社社員を除く)と少ないので乗り合いは無く、1遺族でのチャーターのみとなりますので費用はかなり高くなります。
その代わり船に弱い遺族がいる場合にも利用出来ますし、所要時間はかなり短くなるメリットもあります。
但し、空からの散骨は全ての業者が行なっているわけではありませんので、もし希望するなら事前に電話やその会社のホームページなどで調べておいた方が良いでしょう。
散骨する遺骨は事前に最大3~5mm程度に細かく砕き(粉骨)し、海を汚すことが無い様に水に溶ける和紙に包んで海に入れますが、粉骨は自分でするか業者に委託するかを事前に決めます。
自分で粉骨する場合は費用は掛かりませんが、業者に委託する場合は数万円程度の費用が発生します。
海への散骨で注意しなければいけないのは、海域によっては様々な理由で散骨が出来ないエリアがあるということです。
ですから思い出の海などの拘りがある場合は、事前に散骨が可能かどうかを確認しておきましょう。
人類は太古の昔、他の生命と共に海から生まれました。
ですから自分の死後再び海に還ろうという海での散骨は、一番自然の摂理にも合致しているのではないでしょうか?
散骨のまめ知識は、杖について解説しています。
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